新年、一発目の投稿が、1月31日というのは、ご愛敬でお許しくださいませw
旧正月は、今年、1月25日ですので、旧暦では松の内ということでご了承ください!
さて、去る、1月18日に、宮城県涌谷町で行われた日本遺産「みちのくGOLD浪漫」に関するリレーシンポジウム「日本遺産『みちのくGOLD浪漫』を知るin涌谷町に参加してまいりました。
「なぜ涌谷町へ?」と疑問に思う方もいるかもしれませんので、簡単に振り返っておきます。
涌谷町は百済王敬福が金を見つけた場所!
涌谷町にある、黄金山遺跡、こちらが、日本で初めて金が産出された場所とされています。その金の産出に成功したのが、「百済王敬福(くだらのこにきしきょうふく)」でした。
その金は、東大寺の大仏建立に用いられ、時の聖武天皇は、元号を改めるほど喜ばれたということです。
詳細はこちらの記事にも詳しいですので、どうぞご覧ください。
私達、プロジェクトとしても、百済寺跡のサイドストーリーとして、涌谷町とも交流を深めて、ゆくゆくは日本遺産の追加申請も視野に入れていこうと思っております。
当日の様子!
そこで、ご挨拶もかねて、「涌谷町の今」を訪ねようと思い、シンポジウムに参加してきた次第です。実は、実行委員会のメンバーが昨年11月にも言っておりますので、涌谷町にはうちのプロジェクト、2度目の上陸となりました。
東北の地でしたが、かりゆしシャツで登場しました。立派な公民館の中には、既にお客様が多数!
会場内には、日本遺産に登録された、各市町村の名産品などのコーナーもありましたが、圧巻はやはりこれ。
敬福が見つけた「九百両」の黄金を現代の価値に置き換えた札束の「レプリカ」
今でも、こんな札束に匹敵する鉱物が地下から出てきたら、大騒ぎになりますw
シンポジウムまとめ
ここからは、シンポジウムで印象に残った言葉などをまとめておきます。
- 日本遺産は個別の文化財が「うちが一番だ」と争うものではなく、それぞれの文化財をつなぐ線を太くしていく取り組み
- みちのくGOLD浪漫の目標は「10年後、東京駅で『金といえば』質問した時に、『みちのく』と人々がこたえる状態」
- 文化庁が主催している、国家事業。今後は、「日本を代表するストーリー100選」として、広められていく。
- 日本遺産を活用して、生業も支えられるような資産にしていきたい
- 登録文化財でも、公開されていないものも多く、また、公開されていても、見せ方の課題を抱えているものも多い。
- 日本遺産の登録地は、西日本が多い
- 「涌谷町を自慢するとき、どういう風に語ろうか」を考える
- 「金」には普遍的な魅力が備わっている
- 混雑していないことも実は魅力
- 土地のテーマが伝わりやすいものを考える
- 生産者の生産物がギフトなどストーリーに沿った形で外に出るようにしたい。
- 外国語での案内が少ないと寂しい。
おまけ 記録写真集