おりひめちゃんは交野市、ひこぼしくんは枚方市のゆるキャラで、今年のゆるキャラグランプリにもカップルで出ています。
結果、54位ということでしたが、お疲れ様でした。
さて、七夕伝説と言えば、おりひめとひこぼしの二人の物語だと思っていましたが、ふと、「あれ、この二人だけじゃ七夕伝説成り立たないなぁ」と感じたのです。
というのも、枚方市の市制70周年記念ということで、枚方市と浅草をロケ地とした映画「くらわんか」が8月1日に枚方市民会館で公開されました。
皆さまご存知だと思いますが、ここで公式ホームページよりあらすじを引用いたします。
主人公・亮(青木玄徳)は浅草の車屋「小杉屋」で車夫のアルバイトをしながら小説家を目指している。無口でおとなしいのでなかなか客がとれず、車夫仲間からは落ちこぼれ扱いをされている。そんな亮の唯一の常連は上品な老夫人の多恵(長内美那子)である。多恵は毎週決まった時間に亮の車に乗り、同じコースを回り、何故か同じカフェでお茶を飲むのだ。カフェの女主人ゆかり(秋本奈緒美)とアルバイトの小夜(岩田陽葵)も不思議に思っている。 しかしある日を境に多恵が来なくなってしまう。心配になった亮はカフェのゆかりを訪ね、多恵の入院を知る。余り容態の良くない多恵の見舞いを重ねるうち、亮は多恵から大阪・枚方にいた頃の高校時代の初恋の話を聞く。「死ぬまでに一度は初恋の人に会いたいなぁ…」とつぶやいた多恵の思いを果たそうと亮は無鉄砲にも枚方に向かい初恋の人を探し始め、枚方の町を駆け回る。 七夕伝説、大阪市立高校、鍵屋資料館、いろいろなキーワードが絡み始め、何とか七夕の日までに見つけて多恵と会わせてあげたいという亮の思いは膨らんでいく。 一方経営の苦しい「小杉屋」のことを思った親方の娘・奈美は、亮の行動を美談化しツイッターで宣伝を始め話題となり始める。亮を浅草に連れ戻すべく車夫仲間の翔太(赤澤燈)、祐輔(伊﨑右典)、晃一郎(菊池勇輝)も枚方に入り4人の珍道中が始まる。大阪市立高校の教師・大岩(油布辰樹)や鍵屋資料館の館長・奥沢筆次郎(川﨑麻世)の協力を得て枚方で知恵とアイデアを絞る4人。多恵の想いを伝えようと亮を追いかけるように小夜も枚方に向かう。果たして亮は多恵のために初恋の彼を見つけることができるのか・・・。
もちろん、現場に行きましたよ、私。
本編の感想はまた別段に譲るとして、作品中に、枚方市駅前の岡東中央公園で、七夕伝説をモチーフにした劇中劇があります。
映画を見ていてふと思ったのですが、おりひめとひこぼしが離れ離れにしたのは、おりひめの父親である天帝だったんですよね。
今風に言えば、ラブラブでベタベタしていて仕事しない二人を仕事に戻らせるためだったんですよね。 つまり、七夕伝説を完成させようと思うと、そこに天の川を創った、おりひめの父親、天帝がいなければ成り立たないのです。
ちなみに、その天帝は、夜空のどの星にあたるかと言えば、諸説ありますが、北極星であります。
ここは、桓武天皇の郊祀の記事と合わせて読んでいただければ、さらに理解が深まるかと。
さて、映画「くらわんか」ですが、9月にはDVDソフト化もされています。 もしかすると、枚方付近でまた上映会もあるような噂も聞きました。
その時は、是非、交野の方にも見に来てもらえたら、絆も深まるかもしれません。。。