11月25日締め切りで、今年も片埜神社、枚方えびす祭の福娘の募集が始まっております!
さて、今回は枚方えびす祭の支援ということで、恵比寿様のことについて書いてみようと思いますが、面白いイベントを見つけました。こちらでございます。
みなさま、ご存知、渋谷の、渋谷の、渋谷の恵比寿で鯨祭というのが、開催されているのです。
渋谷といえば、話はそれますが、りぼん連載のマンガ、GALSの聖地でございます。私はブクロのマミリン派だったのですが笑、去年、マルキューの看板が変わるということで、こんなマンガが上がってました。
🎊SIBUYA109 40周年記念‼️🎊
109 & GALS!コラボ企画💗
GALS! 描き下ろし4ページ漫画💗『GALS! in SIBUYA109 2002↔︎2019』‼️
109愛を爆発させながら描いたので見てねーーーーー‼️‼️‼️‼️#SIBUYA109_40周年 #渋谷の日#GALS pic.twitter.com/o1rTrSeqnn
— 藤井みほな(マンガMeeにてGALS‼︎連載中‼︎) (@mihona_fujii) April 28, 2019
はい、脱線すいません。渋谷は好きな街なので、反応してしまいました笑
さて、本題に戻りますと、どうして、鯨と恵比寿に関係があるのでしょうか?
○鯨が流れ着くと7つの村が潤った!
鯨一匹捕れば七浦潤う
こういうことわざがあるそうです。鯨一匹を資源として活用すると、7つの村の経済が潤うほどだったということです。
昔の捕鯨の絵を見てみますと、納得もいきます。
確かに、これだけ大きい鯨から、肉はもちろん、油や髭、骨まで使用すれば、様々な産業に波及して行ったのだと想像できます。この鯨のことを、「寄り神」と呼ばれていたそうです。
「海からやってくる神様」ということで、イザナギとイザナミの子どもであり、海に流された蛭子命と習合されました。さらに、国譲りでイザナギとイザナミの子孫である天津神に国を譲った、大国主命の息子で、釣り好きの事代主命とも習合し、今のえびす様になったと言われております。
要は、天津神と国津神を習合した、日本独自の民間の神様なわけでございます。
○渋谷のイベントは東北震災支援も含めた鯨祭
海からやってくる神様、えびす様と同じ町名の渋谷区恵比寿がどうして、鯨のイベントを始めたかといえば、2011年の東北大震災の復興に何か協力できないかと考えたときに、恵比寿様がもともと鯨と同一視されていたことを知り、その鯨漁の近代基地だったのが、宮城県石巻市牡鹿半島だったことを知り、鯨の消費を振興することで、被災地を応援するという狙いから始まったそうです。
詳細は下記URLに詳しいのでぜひ、ご覧ください。
個人的に、渋谷をベンチマークしているせいか、不思議な縁が渋谷へと繋がっていっております笑
○恵比寿さんのご加護はみんなの繁栄!
この恵比寿鯨祭もそうですが、和歌山県には「鯨恵比寿宮」という神社もあり、こちらの鳥居は鯨の骨から作られているそうです。
今みたいに科学が発達していなかった分だけ、未来のコントロールは難しかったのだろうと思います。その中で、たまたまやってくる鯨というのは漁村にとっては、とてもありがたい臨時収入だったのかもしれません。
そうした、財産を独り占めするのではなく、みんなで分け合う。恵比寿さんのご加護というのは、一人のための繁盛はもちろん、それが伝搬して、村・国の繁栄までつながることというのをひしひしと感じます。
その恵比寿様に選ばれた巫女が福娘でございまして、枚方えびすの福娘も絶賛募集中でございます!
大事なことなので、2回あげておきました笑
○商業捕鯨も再開するので、えびす祭でくじら料理なんでいかがでしょう?
みなさん、ご存知ですか? 日本が商業捕鯨を再開しはじめたこと。
これ、結構、国際社会から賛否の議論も出ているのですね。比較的中立にまとめられた、BBC(琵琶湖じゃなくてイギリスの方W)の記事をリンクしておきます。
両論併記してくださっているのですが、まとめがとても興味深い内容でした。少し引用しますね。
ただ、日本がいくら捕鯨に固執しようと、この対立を招いている問題は徐々に自然消滅していく可能性が高い。
日本での鯨肉の需要は、長期的な下降傾向にある。捕鯨産業は、補助金なしではやっていけない。将来、商業捕鯨は単純な算数によって終わりを迎えるかもしれない。
時々ドットコムより鯨肉消費量のグラフを引用しますと
確かに、マーケティング思考でいくと、鯨肉が「食肉」として捉えられると、牛肉や鶏肉、豚肉、その他の様々な肉、あるいは食料品と競合することになりそうです。
ただ、モノ消費からコト消費にトレンドが写っており、「ただ食べる」ことでなく、「なぜ食べるのか」という観点や、SDCGsの観点から、今の食生活を見直すということが出てくるかもしれません。
その時に、「鯨を食べる」ということは、「福をみんなでおすそ分けする」という日本の文化や昔からの思想と紐付いていけば、新しいマーケットができるのではないかと思っています。
その渦の中心が、恵比寿がやってくれてますので、渋谷の恵比寿こと、交野ヶ原の牧野で動きが発生しても面白いかなと思っています。
そういったインスピレーションをいただいた、恵比寿鯨祭2019さんに恩返しの意味を込めて、少し告知。
(恵比寿鯨祭2019)
開催期間 2019年11月12日(火)~ 12月2日(月)
実施場所 東京・恵比寿周辺の飲食店
協力 日本捕鯨協会
(一財)日本鯨類研究所
後援 水産庁 渋谷区観光協会
参加店舗数 14店舗
専用アカウント https://www.facebook.com/ebisukujira/